Category

ステッピングモータの仕組みについて skysmotor.com

ステッピングモータは、電気信号を受け取り、離散的なステップごとに回転するモータです。以下に、ステッピングモータの基本的な仕組みを説明します。
 
ステーターとローター: ステッピングモータには、ステーター(固定部)とローター(回転部)の2つの主要な部分があります。ステーターにはコイルが配置され、ローターには磁極が取り付けられています。
 
磁極の相互作用: ステーターのコイルには、電流が流れることで磁場が発生します。この磁場は、ローターの磁極と相互作用します。ローターは一定の角度ごとに磁極に引き寄せられ、次のステップへ進みます。
ステップの制御: ステッピングモータのステップ制御は、パルス信号を使用します。制御回路からのパルス信号は、ステーターのコイルに正確なタイミングで電流を供給します。このパルス信号によって、ステッピングモータはステップごとに回転します。
 
ステップ角と分解能: ステッピングモータは、一定の角度ごとに回転することができます。この角度はステップ角と呼ばれ、モータの設計によって決まります。ステップ角が小さいほど、モータはより細かな動きが可能となります。ステップ角の値に基づいて、ステッピングモータの分解能が決まります。
フルステップとマイクロステップ: ステッピングモータの制御方法には、フルステップとマイクロステップという2つの主要なタイプがあります。フルステップでは、ステップ角の幅に基づいてステップが進みます。一方、マイクロステップでは、電流の微調整によってより小さなステップが実現され、より滑らかな運動が可能となります。
 
ステッピングモータは、このような仕組みに基づいて動作します。パルス信号によってステップを制御し、正確な位置制御や回転を実現します。ステッピングモータは、精密な制御が必要なアプリケーションやロボット工学、3Dプリンティングなどの分野で広く使用されています。
 

前の編:ステッピングモータのドライバには何種類ありますか?
次の編:ステッピングモーターの回転原理
No reviews
お客様からのレビュー ユーザー名:


E-mail:


レビュー内容:
レビュー等級: